インタビュー

  • HOME
  • インタビュー

患者さま一人ひとりに合わせた
きめ細やかな診療を

診察時には、患者さまの病状だけでなく性格や様子をよく観察し、医療機関紹介時には、医師との性格のマッチングまで考えるようにしています。患者さまが気持ちよく治療を受けられるように、きめ細やかな診療を目指しています。

なぜ循環器の先生になろうと思ったのですか。

私は昔ながらの“お医者さん”というイメージが好きで、聴診器を使って診療をおこなう姿に憧れがありました。実際に医学を習うと、循環器の診療でよく使用する聴診器や心電図はとても奥が深く、どんどんのめり込みました。こうした身近でシンプルな検査で診断及び治療方針を決めることができることが魅力的でした。

また、私が医師になった当時がんは告知がしにくい時代でした。患者さまに病気を隠しながら診療していくことに抵抗があったこともあり、悪性疾患が少ない診療科を選びたかったということもあります。

医療機器も充実されているんですね。

ひとくちに循環器といってもさまざまな病態がありますので、それに対応した機器を少しずつ増やしていくと今の形になりました。

エコーは心臓、頚動脈、下肢動静脈、甲状腺、腹部などが診れるように揃えています。24時間心電図も複数台あり、緊急時にも対応できるようにしています。

当院にはほかに、デジタル式心電図、レントゲン、携帯型24時間自動血圧計、血圧脈波検査などがあります。

坂口医院の役割とは? どんな存在でありたいですか。

以前私は近畿大学医学部附属病院の循環器内科で勤務していましたが、紹介状を持ってきた患者さまのなかには、わざわざ遠くから大学病院に来る必要がない方もいらっしゃいました。また、大学病院で診た患者さまをご自宅近くの医院・診療所などに逆紹介するときは、循環器疾患は薬の飲み合わせがとても複雑なので、どこにお任せするべきか迷うケースもありました。

これらを払拭するために、大きな病院に行くべき方を見極められ、また循環器専門の医院として大学病院からも受け入れができる、ゲートキーパーのような役割を果たしていきたいと考えて開業しました。

他の医療機関との連携はいかがでしょうか。

この地域の循環器内科や心臓内科の先生とは、よく研究会で一緒になってお話させていただいておりますので、いわゆる「顔の見える病診連携」が実現できていると思います。患者さまをご紹介するときには、「この方にはこの先生が合うだろう」と病状だけでなく性格も考えたうえで紹介先を決めるように配慮しています。

医院・診療所同士での診診連携も密に行っています。自分のところで診られる範囲はきっちり診て、範疇外は専門の開業医の先生にご紹介する。自分の医院で患者さまを囲い込まずに、協力し合いながら連携をとっています。

診察の際、心がけていることはなんですか。

患者さま一人ひとりに合わせて、臨機応変に対応することです。たとえば、仕事をバリバリこなしているビジネスパーソンの方には、スライドを使って検査結果の数値を一緒に確認しながら治療計画を説明します。
でも、ご高齢の方にはその方法は合わないこともあります。また、体調や気分によってはあまりしつこい説明を聞きたくないときもあるでしょう。患者さまの様子をよく見て、その都度どう診療を進めていくかを決め、きめ細やかな対応をしたいと考えています。

なぜ研究会や講演会を多く企画・参加されているんですか。

同業者の医師の方々の前でお話しをさせていただくときには最先端の情報を正しく伝える必要があります。そのため常に新たな分野を勉強するようにしています。そういう機会を自分から持たなければ、知識が中途半端になってしまうかもしれないという危惧があって、2003年ごろから始めました。
強制的に勉強しなければならない環境に身を置いて、知識をアップデートさせています。もちろん、新しいことを学ぶ楽しさもあり、これからも意欲的に続けていきたいと思います。